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工夫次第でコストダウン!ローコストの間取りポイント
2024.07.10
目次
理想の家を建てようと思ったら、まずは土地を確保する必要があります。
とはいえ、あせって土地を決めてしまうと、後で後悔することになりかねません。
そこで、失敗しない土地選びの秘訣について順を追ってご説明します。
土地探しを始める前に、まずは全体の予算を決めることが大切です。なぜなら、適正な土地を購入するには、
土地だけ先行して決めるのではなく、
住宅の建築費用と土地の購入費用を合わせた無理のない予算組みを最初に考える必要があるからです。
総予算が決まっていないと、土地と住宅の適正配分がわかりません。
総予算を決めずに土地を購入してしまうと、
「建築費用が足りなくなった」「土地にお金がかかりすぎて、理想の家が建てられない」という後悔につながることも…。
失敗しないためには、自分たちが建てたい家にかかる建築費の目安を知ること、
それを踏まえて総予算の何割程度を土地の予算に充てるかをあらかじめ決めておくことが大事です。
土地と建物の予算配分は、3(土地):7(建物)、あるいは4(土地):6(建物)として考えるのが一般的です。
ただし、立地や土地の広さによって、この割合は変動します。例えば、都心部では土地の価格が高くなるため、
土地の割合が高くなる傾向があります。逆に、郊外では土地の価格が比較的安いため、家の建設費用に多くの予算を割くことができます。
また、ビルトインガレージ付きの家や二世帯住宅など、建物の面積が広く必要な場合には、
必然的に広めの土地を希望することになり、広ければ広いほど土地の費用もかかります。
つまり、希望する建物のイメージを決めておかずに土地を購入すると、
後で理想の家を建てられないことに気づいて後悔することになりかねません。そ
のため、一番間違いがないのは、土地と建物の予算配分の時点から住宅会社に相談することです。
「土地も決まっていないのに住宅会社に相談するのは気がひける」と思われる方もいるかもしれませんが、
住宅会社の中には、土地探しから親身に家づくりをサポートしてくれる会社がありますので、そういう会社を選んで相談に行くことをおすすめします。
前述のような理由から、土地探しと工務店選びは並行して進めるのがおすすめです。
土地探しを住宅会社と一緒に進めることで、様々なメリットがあります。
まず、住宅会社は土地の選定のポイントを熟知しているため、適切なアドバイスをしてくれます。
また、土地の購入と家の建設を同時に進められるため、スムーズに計画を進めることができます。
予算が決まったら、次は希望エリアを絞りこみましょう。エリア決めは、通勤・通学の利便性、周辺環境、将来的な資産価値などを考慮して、エリアを選ぶことが重要です。
最近は異常気象による巨大台風やゲリラ豪雨も多く、実際に東三河地区でも大雨による浸水被害があったことから、
地震に加えて浸水や土砂崩れなどの心配をする方も増えています。具体的にエリアを検討する際には、まずハザードマップを参考にしましょう。
エリアの絞り込みの際に、例えば「災害の被害を受けにくい場所ならどこでもいい」という条件にすると、
候補の土地がたくさん見つかりそうな気がしますね。しかし、実はそれが意外とそうではないのです。
希望のエリアが広域であればあるほど、候補がたくさん出てくるので、どこにするか絞り込むのが大変になります。
あれこれ悩んでいるうちに、良い土地はすぐに売れてしまうので、また振り出しに戻ってしまうことも。
ですから、例えば「実家から近い場所で探したい」「子どもを転校させるのはかわいそうなので、学区内で探したい」
「勤務地から車で20分以内の通勤範囲で探したい」というように、住んだ後のことを考えて、ある程度エリアを限定することが重要です。
限定すればするほど、候補地は出てきづらくなりますので、時間はある程度かかるかもしれません。
しかし、そのエリアに焦点を絞ってアンテナを張り、物件が出てきたらすぐに検討すればいいので、意外と悩まずに決められます。
また、人気のエリアほど、当然のごとく他の人たちの関心度も高いため、購入できる可能性が低くなってしまいます。
自分たちの理想の条件が、絶対にその場所でなければいけないのか、理想の暮らしができる場所は他にないのか、あらためて検討することも大事です。
希望するエリアが決まったら、そのエリアの平均的な土地価格を調べておきましょう。
土地を選ぶ際には、以下の点をチェックすることが基本原則です。
・日当たりや風通しが良いこと
・周辺の道路事情が良いこと
・地盤が強固であること
・法的規制がクリアできること
次に、具体的に土地の候補が出てきたとき注意すべきポイントをご紹介します。
土地の立地条件によって、価格は大きく変動します。例えば、駅に近い土地や、
商業施設の近くの土地は利便性が高いため、価格が高くなる傾向があります。
一方で、駅から離れた土地や、住宅街の奥まった場所の土地は、比較的安価で購入できることがあります。
ただし、利便性とのトレードオフになるため、希望する生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
土地を探していて安い物件があると、すぐ飛びつきたくなるものです。でも、ちょっと待ってください。安いには安いなりの原因が必ずあります。
その一例を挙げると、
・家の後ろに墓地がある
・夜間に出入りの激しい飲食店や遊戯施設がある
・地盤が軟弱で大雨の際に水に浸かりやすい
・擁壁のブロックの造成がなされていない
・上下水道が手前まで敷かれていない
・崖条例に引っかかる
・・・など、さまざまな要因が考えられます。
上記のような土地の場合、地盤改良や上下水道の敷設、擁壁の造成などに余計な費用がかかり、
土地の価格は安くても結果的に費用が割高になることがあります。
「近くの土地は高いけど、こちらの土地は安いから」といった理由で選ぶのは危険ですので、よく土地の条件を吟味してから決めましょう。
土地の価格は、土地の形状によっても変動します。
例えば、土地が変形していたり、旗竿地や狭小地だったりすると、購入が敬遠されがちなので、土地の価格が安く設定されている場合が多いです。
しかし、変形地であることが理由で価格が安く、その他の条件はしっかりと整っている場合には、購入するのも断然アリです。
なぜなら、たとえ変形地であっても、注文住宅であれば設計工夫で理想の家を建てられるからです。
希望する駐車場の台数や、間取りの条件をクリアすることも可能です。
しかし、それもやはり家づくりのプロでしか判断できないことなので、土地探しの段階から住宅会社に相談するのがおすすめです。
予算内で理想の家を建てるには、土地選びがキーポイント。立地条件や土地の形状など、様々な要素を考慮しながら、
納得のいく土地を見つけることが大事です。しかも、初期の段階から家づくりのプロにサポートしてもらうことが、土地探しの成功の秘訣です。
「ココアハウス」では、土地探し・資金計画から家づくりまで、お客様の家づくりをトータルでサポート。
豊富な実績と知識を持つスタッフが、お客様の理想を実現するために全力で対応いたします。
ぜひお気軽にご相談ください。理想のマイホームを一緒に実現しましょう。
著者情報
愛知県豊橋市を中心に1000万円台で叶うデザインと性能にこだわった注文住宅を手がける住宅会社「ココアハウス」。
子育て安心住宅&デザインラボが運営するブランドです。
愛知県豊橋市、豊川市、新城市、田原市、蒲郡市、北設楽郡、岡崎市、幸田町、西尾市、そして静岡県湖西市、
およびその近郊と広い地域で対応しています。
豊橋市近郊での注文住宅に関わる情報発信、イベント情報、建築中の現場情報、スタッフの近況など、お客様に向けた情報発信をしています。