ローコスト住宅で家を建てても本当に大丈夫?選ぶ前に知っておきたい注意点

2024.05.06

注文住宅コラム

建築資材が高騰し、マイホームの購入をあきらめる人が増えています。
そんな中、注目されているのがローコスト住宅です。

いい家を安く買えればそれに越したことはありませんが、
「本当にローコスト住宅で大丈夫なの?」「費用が安いのには、何かそれなりの理由があるのでは…」
と不安を感じる人も多いようです。

実際に、ローコスト住宅で家を建てた人の中には、
安さだけを理由に選んだものの、入居後に後悔したというケースも聞きます。

ローコスト住宅で家づくりに失敗しないようにするには、
住宅会社を選ぶ際にメリットとデメリットをしっかりと把握しておくことが重要です。
そこで、ローコスト住宅の概要と、そのメリット・デメリットをご紹介します。

 

【ローコスト住宅が安い理由】

ローコスト住宅とは、文字通り「価格が安い家」のことです。
建築価格が高騰した影響で、愛知県や静岡県の注文住宅は、
坪単価が平均で約90万円(全国平均は95.4万円)であるのに対し、
ローコスト住宅の場合は坪単価が30~50万円程度で、
トータルの建築費が1,000万円台の住宅を指すことが多いです。
では、なぜローコスト住宅はそんなに安いのでしょうか。それには次のような理由があります。

①材料費をコストダウン

ローコスト住宅の場合は、部屋の数を減らしたり、室内の壁を少なくしたりすることで、
石膏ボードや壁紙などの材料をコストダウンしています。
そのため、総2階で、間仕切りのない空間の住まいが多いのが特徴です。
水回りの設備機器や照明器具なども、大量購入によって安く手に入る商品を用いることでコストダウンを図っています。
そのため、建材や設備などは自由に選べない場合が多いです。

②人件費をコストダウン

ローコスト住宅の場合は、設計や打ち合わせの手間を省くために、
間取りのプランがある程度決まっていたり、
工事の手間がかからないように家の中のつくりがシンプルになっていたりするケースがほとんどです。

③   諸経費をコストダウン

住宅の価格には、家を宣伝するための広告費用やモデルハウスの建築・維持費用、
営業マンの人件費なども実は含まれています。
ローコスト住宅の場合は、それらを可能な限りカットすることで、コストダウンを図っています。

このように、コストダウンに向けた企業努力によって、安い価格で住宅を提供することが可能となります。

【ローコスト住宅のメリット】

ローコスト住宅の一番のメリットといえば、いうまでもなく「価格の安さ」ですが、
実はそのほかにもさまざまなメリットがあります。

①   建築費用以外にお金を回せる

ローコスト住宅でマイホームを低価格で建てることができれば、
残りの予算を家具や外構などに充てることができます。
また、将来的なリフォーム費用として取っておくのも賢明です。

②   完成までの期間が短い

注文住宅の場合は、プランニングや打ち合わせにじっくりと時間をかけて家をつくりあげていくため、
完成までに時間がかかりますが、ローコスト住宅の場合は打ち合わせや工期を短縮することで費用を抑えているため、
比較的短い期間で家が完成します。

③  建て替えがしやすい

安く家を立てれば、住宅ローンも短期間で返済できます。
そうすれば、子どもが巣立った頃に家を建て替える費用を貯めておくこともできます。
新築時には二階建て、年をとってからは平屋と、
ライフステージに合った住まいで暮らせるメリットがあります。

【ローコスト住宅のデメリット】

一方、価格が安いがゆえのデメリットもあります。

①   設備のグレードが低い

キッチンやユニットバス、トイレ、給湯器などの水回りの住宅設備機器のグレードが低く、
グレードが高いものに比べると機能性やデザイン性が劣る場合があります。

②   性能が低い

断熱・気密・耐火・耐震など、住宅性能は、
もちろん国が定めた基準をクリアしたものでないと家を建てられないので安心ですが、
基準値以上の高性能を求めるのは難しいケースがほとんどです。

③   オプション追加で割高に!

一見価格が安いようでも、実はオプションを利用しないと思い通りの機能やデザインを選べないケースが多いです。
そのため、建具や内装、設備などをオプション仕様にすると、合計金額が予想以上に高くなる可能性があります。

④   自由度が低い

ローコスト住宅では住宅設備機器などの設備だけでなく、
間取りもあらかじめ決まったプランの中からしか選べないケースが多いため、
自由度が低いのがデメリットです。間取りを変更すると割高になります。

⑤   劣化が早い可能性がある

ローコスト住宅は、屋根や外壁、建物の構造や内装などに安い材料を用いる場合が多いため、
建物の劣化が早くなる可能性があります。
そのため、建てるときは安価でも、メンテナンスにお金がかかる場合があります。

⑥   保証期間が短い

最近は60年の長期保証などを売りにしている会社も多い中、
ローコスト住宅の場合はそこまで保証期間が長くないのが現状です。
住宅の瑕疵保証は10年間と法律で決められているので、
引き渡しから10年間は保障されますが、それ以上はついていない場合が多いです。

【間違いのないローコスト住宅の選び方】

このように、ローコスト住宅には「安い」というメリットの一方、デメリットもいろいろあります。
間違った商品を選ぶと、建ててから後悔することにもなりかねません。
そこで、間違いのないローコスト住宅の選び方をご紹介します。

①   建築費用とオプション費用の両方を確認しよう

ローコスト住宅を検討する際には、建築費用だけでなく、
どこまでが標準仕様でどこからがオプションになるのかをしっかり確認しましょう。
住宅設備機器や外壁材、内装材なども、ランクによってオプション扱いとなるので、
1つひとつチェックする必要があります。

②  構造や性能の確認も忘れずに!

長く安心して快適に住まうことを考えると、住宅の構造や断熱・気密性能を確認しておく必要もあります。
基礎の形状や、建物の構造や金具、耐震等級、断熱材の種類などをしっかりチェックしましょう。

③  設備や間取りをしっかり確認しよう

ローコスト住宅の間取りや設備、デザインなどの規格は、住宅会社によって異なります。
モデルハウス見学や完成見学会などに積極的に参加して、実際に目で見て建物のつくりや設備、
間取りをしっかりと確認しましょう。

④  担当者の人柄を見極めよう

住宅会社の方針や理念などを把握して、信頼のおける会社かどうかをチェックすることはもちろんですが、
担当者との相性や人柄も重要なチェックポイントです。
なんでも相談しやすく、対応がスピーディで、
質問に対しても確かな答えを返してくれる担当者なら安心して家づくりを任せられます。

【まとめ】

「ローコスト住宅は安いがゆえに、実際に建てるとなるとなんだか不安・・・」
と迷われている方も多いかと思います。実際に、数あるローコスト住宅の中には、建ててから後悔する商品もあると聞きます。
しかし、ローコスト住宅の中には、「地域の皆様にマイホームを諦めてほしくない」
「建てた後の暮らしにゆとりを持てるように、いい家をできるだけ安くご提供したい」という真摯な想いで、
一生懸命コストダウンに取り組んでいる会社もあります。
「ココアハウス」では、豊川・豊橋を中心とした三河地域の皆様のために日々企業努力を重ね、
安全・快適でおしゃれな家を可能な限りお安くご提供しています。
高性能なオンリーワンの注文住宅をアパートの家賃と同じくらいのローンで建てられるとしたら、
家を建てた後もずっと安心して暮らせます。家づくりの際にはまずお気軽にご相談ください!

 

 

COCOA HOUSE

愛知県豊橋市を中心に1,000万円台で叶うデザインと性能にこだわったローコスト住宅を手がける住宅会社「ココアハウス」。
愛知県豊橋市、豊川市、新城市、田原市、蒲郡市、北設楽郡、岡崎市、幸田町、西尾市、そして静岡県湖西市、およびその近郊と広い地域で対応しています。豊橋市近郊での注文住宅に関わる情報発信、イベント情報、建築中の現場情報、スタッフの近況などの情報発信をしています。