家事効率を劇的に改善! 理想的なランドリールームの作り方

2025.04.15

洗濯は毎日の暮らしに欠かせない家事の一つです。特にお子様がいるご家庭では、毎日何度も洗濯機を回すことも珍しくありません。しかし、意外にも多くの方が洗濯に関する家事動線にはあまり気を配らないまま住まいづくりを進めてしまい、入居後に後悔するケースが少なくありません。

今回は、快適な暮らしを実現する上で重要な、ランドリールームの計画について詳しくご説明していきます。

■そもそもランドリールームとは

ランドリールームは、洗濯に関するさまざまな作業をまとめて行うことができる専用スペースです。単なる洗濯機置き場とは異なり、洗濯物の分別から乾燥、アイロンがけ、収納までを一か所で完結できる空間として計画されます。

最近では共働きのご家庭が増え、限られた時間で効率よく家事をこなす必要性が高まっています。また、子育て世代では洗濯物の量も多く、天候に左右されない室内干しのニーズも高まっていることから、ランドリールームの重要性は年々増しています。

■ランドリールームに必要な基本機能

理想的なランドリールームを計画するためには、まず洗濯に関する一連の作業を把握することが重要です。具体的には以下のような作業が含まれます。

洗濯物の分別と一時保管
洗濯物は色物や白物、デリケートな衣類など、分けて洗濯する必要があります。そのため、分別した洗濯物を一時的に保管できるスペースが必要です。床に直接置くのではなく、ランドリーバスケットを置くカウンターや棚があると便利です。

洗濯機と乾燥機の設置
最近では、ドラム式洗濯乾燥機が主流になってきていますが、それでも天日干しや室内干しを併用される方が多いのが実情です。特に赤ちゃんの衣類や敏感肌の方の衣類は、自然乾燥させたいという要望も多く聞かれます。

物干しスペース
室内干しのためのスペースは、季節や天候に関係なく洗濯物を乾かせる重要な機能です。天井付けの物干し竿や、折りたたみ式の物干しラックなど、空間に合わせて選択できます。

アイロンがけスペース
ワイシャツやスカートなど、アイロンがけが必要な衣類のためのスペースも重要です。作業用のカウンターがあれば、立ったまま効率よく作業ができます。

収納スペース
洗剤や柔軟剤、アイロン、ハンガーなど、洗濯に必要な道具を収納するスペースも必要です。できれば作業カウンターの下や近くに配置すると、スムーズに作業ができます。

■効率的な動線計画のポイント

ランドリールームの機能を最大限に活かすためには、適切な動線計画が欠かせません。以下のポイントを意識して計画を進めましょう。

洗面室との連携
洗面室に隣接させることで、着替えてすぐに洗濯物を入れられる流れを作ることができます。特に朝の忙しい時間帯は、スムーズな動線があると助かります。また、洗面室で汚れものを一時的に保管しておき、まとめて洗濯するという使い方もできます。

収納スペースとの関係
クローゼットやウォークインクローゼットの近くにランドリールームを配置することで、乾いた洗濯物をすぐに収納することができます。特に子どもの衣類は量が多いため、スムーズに収納できる動線があると便利です。

2階建ての場合の配置
2階建ての場合、どの階にランドリールームを設置するかは重要な検討ポイントです。1階に設置する場合は、庭での天日干しがしやすいというメリットがありますが、2階の寝室やクローゼットまでの動線が長くなります。2階に設置する場合は、その逆となります。家族構成や生活スタイルに応じて、最適な配置を検討しましょう。

■快適なランドリールームのための工夫

基本的な機能に加えて、以下のような工夫を取り入れることで、より使いやすい空間となります。

採光と通気性への配慮
自然光が入る窓があると、室内干しの際に洗濯物が乾きやすくなります。また、換気扇やサーキュレーターを設置することで、湿気対策にもなります。特に梅雨時期は室内干しが多くなるため、湿気対策は重要です。

十分な作業スペース
洗濯かごを置いたり、洗濯物を畳んだりするためのスペースは、余裕を持って確保することをおすすめします。最低でも1.5畳程度のスペースがあると、快適に作業ができます。

床材の選択
水はねや湿気に強い床材を選ぶことが重要です。また、長時間の立ち作業になるため、疲れにくい素材を選ぶことも検討しましょう。

照明計画
作業に適した明るさの照明を設置することで、夜間や曇りの日でも快適に作業ができます。特にアイロンがけの際は、しわを見つけやすい明るさが必要です。

■ランドリールーム計画でよくある失敗

最後に、ランドリールーム計画でよくある失敗について触れておきましょう。

スペースの過小評価
洗濯機と乾燥機を置くスペースだけを考えて、作業スペースや収納スペースを十分に確保できていないケースがよく見られます。実際の使用シーンをイメージしながら、必要なスペースを検討することが重要です。

換気設備の不足
室内干しを前提としているにもかかわらず、換気設備が不十分なケースがあります。湿気がこもると、カビの発生や衣類の生乾き臭の原因となってしまいます。

収納設備の不足
洗剤やハンガー、アイロンなどの収納スペースが不足していると、せっかくのランドリールームが雑然とした印象になってしまいます。また、収納があっても使いづらい位置にあると、結局使われない空間になってしまうことも。

■まとめ:理想的なランドリールームのために

ランドリールームは、毎日の家事効率を大きく左右する重要な空間です。基本的な機能を押さえた上で、家族構成やライフスタイルに合わせた適切な計画を行うことで、快適な暮らしを実現できます。

特に共働きや子育て世代のご家庭では、限られた時間の中で効率よく家事をこなす必要があります。そのためにも、「とりあえず洗濯機を置けるスペース」という考え方ではなく、一連の家事動作を考慮した計画的なランドリールームづくりを心がけましょう。

将来的な家族構成の変化なども考慮しながら、長く快適に使える空間づくりを目指すことが、理想的なランドリールームを実現する秘訣といえます。