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5/25.26イオンモール出張版!家づくり相談会
2024.05.27
階段を上り下りしないで生活でき、快適さと利便性にすぐれた平屋は、
子育て世代からシニア世代まで幅広い世代に人気の住宅スタイル。
ところが、平屋は2階建てよりも建築費用が割高になると心配する人も多いようです。
では、本当に平屋は2階建よりも費用がかかるのでしょうか?
この疑問にお答えするために、平屋のメリット・デメリットをおさらいしながら、
イニシャルコストとランニングコストの面から費用について検証し、
平屋をできるだけ安く建てる方法をご紹介します。
依然として人気が続く平屋建て。では、何がそんなに評価されているのでしょうか。
まず、平屋のメリットについておさらいしてみましょう。
平屋は階段がないため、高齢者や小さなお子様、
体の不自由な方でも家の中を移動しやすく、バリアフリーな生活を実現できます。
将来的な生活の変化にも柔軟に対応できるため、長く住み続けられる家づくりが可能です。
また、万が一の緊急時にも、迅速に避難することができます。
平屋はすべての部屋が同じフロアにあるため、家事動線と生活動線が短くなります。
LDKから水回りへの移動がスムーズなのに加え、
階段を上り下りしないで子ども部屋や寝室へ移動でき、家族の生活動線も短縮されます。
そのため、家事の負担を軽減し、快適な日常生活が可能になります。
平屋は家族みんなが同じフロアで生活するため、自然と家族との交流が生まれます。
特に子育て期間中は、子どもの様子を常に見守ることができ、安心感があります。
リビングで家族団らんの時間を楽しんだり、お子様の成長を間近で感じたりと、
家族の絆を深めることもできます。
平屋は2階がないので、勾配天井や高天井にすることができ、
縦に空間が広がる開放的な空間が叶います。
大きな窓を設置すれば、自然光がたっぷりと入り、明るく風通しの良い室内環境を実現。
庭との距離も近いため、四季を感じながら、ゆったりとした時間を楽しむことができます。
平屋は、屋根や外壁をメンテナンスする際に、
2階建てほど足場を複雑に組む必要がないため、メンテナンス費用を抑えられます。
また、階段がないため、室内の掃除の負担も軽減できます。
年齢を重ねても、家の手入れが楽にできるのは大きなメリットです。
平屋は階段のスペースを確保しなくてもいいため、そのぶん間取りの自由度が高く、
ライフスタイルに合わせて部屋を配置できます。夫婦の寝室と子ども部屋を離したり、
リビングと和室をつなげたりと、家族のニーズに柔軟に対応でき
一方、平屋には次のようなデメリットもあるため、
検討する際にはその解消法を考えて家を建てる必要があります。
平屋は同じ床面積の2階建てと比べて、屋根や基礎部分の面積が大きくなるため、
建築費用が高くなる傾向があります。
ただし、長期的な視点でメンテナンスなどの費用のことを考えると、
トータルコストでは大きな差がない場合もあります。
平屋は窓が多くなるため、外からの視線が気になることがあります。
プライバシーを確保するために、フェンスや植栽を工夫して設ける必要があります。
また、建物の形をL字型やコの字型にするなど、設計工夫を施すことで、
プライバシーを守りながら明るい室内環境を維持できます。
平屋は家族みんなが同じフロアで生活するため、騒音が伝わりやすくなります。
例えば、子どもの遊ぶ声や、テレビの音などが日常的に気になる場合があります。
ただし、防音性の高い建材を使用したり、
部屋と部屋の間に収納スペースを設けたりすることで、音の伝わりを軽減できます。
平屋は建物の占める面積が大きくなるため、敷地を有効活用しにくい面があります。
庭やガーデニングスペースを十分に確保できない場合もあるでしょう。
ただし、屋上庭園を設置するなど、
工夫次第では限られたスペースを有効に活用することも可能です。
平屋のデメリットの1に挙げた「建築費用が高くなる」という項目については、
イニシャルコストとランニングコストの両面を考えて検討する必要があります。
なぜかというと、確かに建築費用などのイニシャルコストは2階建てよりも割高になりますが、
メンテナンス費用や冷暖房にかかる光熱費などのランニングコストは、
2階建てよりも月々の費用を抑えられる可能性が高いからです。
また、イニシャルコストについても、次に挙げるような工夫次第で費用を抑えることができます。
複雑な形状や凝ったデザインは避け、
シンプルな四角い形の設計にすることで、建築費用を抑えられます。
また、間取りもできるだけ壁を少なくし、凹凸の少ないシンプルな形にすることで、
無駄なスペースを削減できます。
ただし、デザインを犠牲にしすぎず、家族の満足度を優先することが大切です。
人目につきやすい部分には高級な素材を用い、
人目につきにくい部分にはリーズナブルな素材を用いるなど、
素材の使い方を工夫することでコストを抑えられます。
例えば、LDKの床には無垢材を使ったり、
壁にタイルなどを貼ってアクセントをつけたりしてデザインにこだわる一方、
2階のトイレやウォークインクローゼットなど、
家族だけが使うスペースには比較的安い素材を選ぶといった方法です。
このように、素材の使い方にメリハリをつけることで、コストを抑えながら、
高級感のある空間を演出できます。ただし、安全性や健康面に影響する材料は、
価格だけでなく品質を十分に吟味する必要があります。
施工期間を短縮することで、人件費を抑えられます。工期を短くするためには、
事前の入念な打ち合わせと、効率的な施工計画が重要です。
また、経験豊富な施工業者を選ぶことで、手戻りや無駄を減らせます。
将来的な増築を見据えて、初めから増築しやすい設計にしておくことで、コストを分散できます。
例えば、屋根の構造を増築に対応しやすいものにしておくと、
後から増築する際に費用を抑えられます。
また、間取りの変更にも柔軟に対応できるよう、壁の配置などにも工夫を凝らしましょう。
平屋は2階建てに比べてエアコンの効果を得やすいため、
入居後の光熱費については2階建よりも安い場合が多いです。
それに加えて、建物の断熱性能を高めることで、入居後の冷暖房費をさらに節約できます。
外壁や屋根、床下に十分な断熱材を施工し、
樹脂サッシやトリプルサッシといった高断熱の窓を採用して、省エネ対策を取り入れましょう。
初期費用は少し高くなるかもしれませんが、長期的には光熱費の節約につながります。
平屋は、快適で利便性の高い住まいを提供してくれます。
デメリットである建築費用の高さは、シンプルな設計や標準的な材料の使用、
効率的な施工によって、ある程度抑えることができます。
将来の増築も見据えた設計にすることで、長期的なコストメリットも期待できるでしょう。
また、省エネ設計を導入することで、ランニングコストの削減にもつながります。
ココアハウスでは、お客様のご要望に合わせて、快適な平屋の住まいをご提案いたします。
豊富な経験と知識を活かし、一人ひとりのライフスタイルに寄り添った家づくりをサポートします。
平屋での暮らしを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、理想の住まいをカタチにしましょう。