【新築・注文住宅】窓の種類と床からの高さについて

2024.10.15

注文住宅コラム

こんにちは!ココアハウスの今泉です!

今回は住まいの快適さに大きな影響を与える「窓」についてお伝えさせていただきます!
使用段階のお打ち合わせに進むと迷われる方が1番多い、
窓の設置高さや最適な位置について一緒に考えていきましょう!

暮らしの快適さを左右する要素の一つに「窓」があります。
窓の大きさやデザインだけでなく、設置される「高さ」が暮らしの
環境に大きく影響を与えることはあまり知られていないかもしれません。

窓の高さは、部屋の採光や通風、視線のプライバシー、防犯性、
さらには空間全体の印象に関わる重要な要素です。

今回のコラムでは窓の設置高さを考える際のポイントや理想的な高さについて
詳しくお伝えしていきます!

 窓の設置高さから受ける暮らしへの影響

まず初めに窓の必要性について確認しておきましょう!
窓の必要性として、すぐに思い当たるのが外の光を取り入れる「採光」と、
外の空気を取り入れる「風通し」です。

採光・明るさ

窓の主な役割の一つは、自然の光を室内に取り込むことです。
自然光は室内を明るくし、快適な生活を支えるだけでなく、
日中の電気使用を抑えることで省エネにも繋がります。

しかし、窓が高すぎる場合、光は天井にしか届かず、室内全体が暗く感じられることがあります。
逆に、窓が低すぎると、光は床にしか当たらず、部屋全体を明るくすることはできません

一般的に、窓の下端が床から80cmから90cm程度の高さにあると、室内に均等に光が入ると言われています。
この高さは、人が座った状態でも窓からの景色が見えるため、
リビングやダイニングなどで快適に過ごせる環境を作り出すと言われています。

風通し

窓の高さは通風しにも大きな影響を与えます。
夏場など、風を効率よく取り入れるためには、窓を高めに設置することが有効です。
これは、暖かい空気が部屋の上部に滞留しがちなため、
上部に設置された窓から熱気を外に逃がすことができるからです。
窓が床に近いと、風は低い位置を流れがちで、部屋全体を通り抜けることが難しくなります。

また、通風を最適化するためには、複数の高さに窓を設けることも一つの方法です。
違う高さに配置された窓が空気の循環を促し、効率よく室内の温度を調整することも1つのアイディアです。

窓の種類と高さの選び方について

住まいの快適さを追求する際、窓の種類とその高さはとても重要なポイントです。
窓は単なる採光や通風のためにとどまらず、デザイン性や防犯性、プライバシーの確保にも大きな影響を与えます。
今回は、窓の代表的な種類ごとに適した設置高さや、その選び方について解説します。

腰高窓(腰窓)

腰高窓とは、名前の通り、人が立った時も、腰の高さにある窓のことで、
窓の下端が床から約80cm〜90cmの位置にある一般的な窓です。

この高さは、座った時に外の景色を楽しむことができるため、。
リビングやダイニングで多く採用されています。
窓の上端は、天井まで余裕がある高さに設定されるため、家具の配置がしやすいのも特徴です。

掃き出し窓

掃き出し窓は、床から天井までの高さがある大きな窓で、
ほうきを使って掃除をする際に、怒りなどをそのまま外に掃き出すために作られた窓です。
通常はバルコニーや庭に通じる出入口として使用されます。

全面ガラスのため、室内に豊かな自然光を取り入れ、外との一体感を感じることができます。

主にリビングやダイニング、寝室などに設置されることが多く、
庭やバルコニーに直接アクセスできる間取りでよく見られます。
特に、自然光を多く取り入れたい空間や、外の景色を楽しみたい場合に最適です。

高窓(ハイサイドライト)

高窓は、部屋の上部に設置される小さな窓のことを指します。
天井に近い位置にあるため、自然光を取り入れながらもプライバシーを守ることができます。
特に狭小地において、外からの視線を気にせず採光を得たい場合に適しています。

高窓の設置位置は、天井から数十センチ下、床から約1.8m以上の高さが一般的です。
高い位置に窓を配置することで、自然光はしっかりと室内に取り込めますが、外からの視線は届きません。

出窓

出窓は、壁面から外側に張り出す形で設置された窓です。
一般的な窓と違い、立体的に空間が広がるため、室内に余裕のある雰囲気を作り出します。
窓の内側にカウンターができるため、植物やインテリアを置いたり、座るスペースとして活用することも可能です。

室内のデザインと窓の高さ

窓は、単に機能的な要素だけでなく、室内のデザインにも大きな影響を与えます。
窓が高い位置にある場合、壁面の面積が大きくなり、家具の配置や装飾の自由度が高まります。
特に、窓の下に収納や家具を設置する場合、高めの窓は理想的です。

逆に、低い位置に設置された窓は、より開放感を演出しやすく、
外の景色を楽しみたい場合や、庭と一体感のあるリビングを作りたい時に適しています。

また、天井近くまである「ハイサッシ」のような窓は、モダンな印象を与える一方で、開放感と採光性を最大限に引き出すことができます。このタイプの窓は、都市部の狭小住宅や、限られたスペースを有効に使いたい場合に特に有効です。

窓の高さを決める際のまとめ

窓の高さは、住まいの快適さや機能性、デザイン性に大きく影響を与えます。
採光や通風、プライバシーや防犯、さらには室内のインテリアまで、
様々な要素を総合的に考慮することが大切です。

窓の種類と設置高さは、住宅の機能性やデザイン性、快適さを左右する重要な要素です。
採光や通風、プライバシーの確保、防犯性など、住む環境や用途に合わせて
適切な窓の種類と高さを選ぶことが大切です。
住まいに合った窓の設置で、快適な住環境を手に入れましょう。

著者情報

愛知県豊橋市を中心に1000万円台で叶うデザインと性能にこだわった注文住宅を手がける住宅会社「ココアハウス」。

子育て安心住宅&デザインラボが運営するブランドです。
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およびその近郊と広い地域で対応しています。
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今泉 将太

愛知県豊橋市を中心に1,000万円台で叶うデザインと性能にこだわったローコスト住宅を手がける住宅会社「ココアハウス」。
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